こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
先日よりの下京区、1F改装工事です。
このまん中へんの柱、抜きたいので、色々考えて...
天秤で桁を支えてもらう事にしました。えーと、写真の中央の梁、まん中を柱で支えてます。左は屋根の荷重が上からかかります。すると右は天秤の原理で上に跳ね上がるので、二階の重量で押さえてもらいます。で...
本日の物理学講座、終了です。
なんちって。
では、また!
施工日記
安全確認はやはり大事ですー
樋 簡易修繕です。
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
右京区で樋の修繕です。ウチの事務所の裏です。
暗くてすいません。17:30だと もう真っ暗なんですねぇ。全長9mほどの軒樋の内、5mほどが腐食 破損してました。呼び樋(軒樋と たて樋の間の横引き部)も外れてますね。
あ、暗くなってから屋根に上る井尻工務店。皆さんは決して真似をなさらないで下さいね!
古い軒樋って 樋受けの金物も一緒に傷んでる事が多いですね。錆びたり 折れたり 下がったり。金物は屋根の鼻先に取付けてあり、軒のモルタルに埋め込まれていることもよくあるのですが、ついでにそのモルタルまで傷んでいる、しかも雨水が流れ込んでしまっている、なんて事も。
雨漏りって 部屋の中に漏れるのはもちろん大問題ですが、こうして 屋根の軒先の方や、壁の外っ側なんかの 部屋に影響が無いような、見えない雨漏りも なかなかの問題なんです。人知れず軒の天井が落ちていたりとか...
屋根からの雨水をきちんと受け取って流してやること、この軒樋の役目が果たされないと、思いもよらない所に水が跳ねたり 伝ってしまったりして、余計な被害を被ることも 多々あるんです。
ま、今回は勾配の調整をして、軒樋を乗っけて、呼び樋の長さが短かったので(だから無理がかかって折れたり抜けたりしたんですね!)新しいのに取替えて...って感じで サッと。
いやー、18時過ぎると真っ暗ですね、もう!
えーと、既存の樋の色抜けがひどくて色が合いませんね...本来なら関わるパーツを全て交換、という所なんですが、ほとんど見えない所なんで、傷んでない部品はそのままで。ダメですかね?こんな事をしちゃ...やっぱり、この際古い物は全て取替えましょう!多少費用はかかりますが!ってオススメするのが プロなのか?
なーんて自問しながら さっさと終わらせて、引き揚げです!隣ですけどね!
雨の日 軒先のおかしな所からザバザバ水が降ってくる...軒裏にシミができてる...なんてサインを見つけたら、大事に至る前に 小さな修繕で片付けましょう!まずは点検を!
ではまた!
1Fに駐車スペースを。始
こんな所からも雨漏り
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
先日 右京区で雨漏りの修繕に伺いました。
最初の症状は壁に紫色のシミ。クロス裏のカビですね。しかし、えらい中途半端な高さのシミだったので、壁内結露か?と色々探って行くと...
横の天窓は問題無しでしたが、この真ん中辺のエアコン配管!保護膜がめっちゃ破れてます...ここで溜まった雨が被膜の中を通って、部屋の中の被覆が途切れる所から溢れて壁にシミを。
きちんとテーピングし直して、屋根の下の 壁に入る前の辺りで 被膜の底に切り込みを...う、写真が無いのでわかりにくいですね...すいません...とにかく、切り込みから雨水を逃して、部屋の中に雨水が入っていかないようにしておきます!
エアコンの配管の被覆は、年数が経つと劣化して破れてしまう事も多く、必ず壁を貫通している事もあり、放っておくと雨漏りの原因になる事もしばしば。
もしバルコニーや窓から見える エアコンの配管がズタボロになっていたら要注意!早めのテーピング直しをオススメします!
ではまた!
樋が詰まり、漏れる。
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
北区 原谷で 雨漏り修繕のご相談をいただき、伺ってまいりました。
少し分りづらいのですが、内樋といって、屋根の構造に樋が埋め込まれた物です。葉っぱ避けの網が張ってありますが、この中の落ち口に 土くれがいっぱい詰まってました。
あっ、見えない...すいません。
掃除して 落ち口が露わに。
屋根の構造に埋め込まれた樋、という事で、落ち口が詰まると樋がプールに。貯まった水は樋の上を乗り越えて 天井に、というパターンでした。両手に山盛り5杯ほど貯まってましたよ、土が。しっかり掃除して完了です。ちなみに、このお宅は2階プラス屋根裏部屋のほぼ3階建ての軒高に家の下は崖で、掃除した樋の下は全高20mほど!屋根勾配も4.5寸ほどで、下って行くのが めっちゃくちゃ怖かったです!だって 滑って樋を越したら ポトリ...ふぅ。
樋の詰まりは どこのお宅でも ひんぱんに起こる事です。溢れるだけならまだいいのですが、思いがけない所に伝っていき、とんでもない所から雨が入るなんてことも、珍しい事ではありません。
雨のたびに バチャバチャーと溢れる樋。是非一度 点検される事を お勧めいたします!お気軽にご相談下さいませ!
ではまた!
ついに見つけました!
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
過日 依頼下さった、右京区の工場のスレート屋根の雨漏り修繕です!
なかなか雨漏りが止まらず、天井を外させてもらい、オーナー様が写真を撮って下さったり 大変な協力をいただきながら とうとう...
お分りになりますでしょうか、極細のヒビ。掃除すると...
谷の底が割れてましたあ!これを見つけられなかった恥ずかしさときたらもう...
捨てコーキングをして、上からポリカーボネート製の波板を被せてやりました!
結局、スレート屋根の雨漏り修繕にはこれが一番なのかな、と思いました。
しかし スレート屋根 恐るべしです。踏み破る危険性も高く、調査以外に気を配る事も多いので、かなり難易度の高い修繕の一つです。
今度こそ雨漏り止まってくれ!と願いつつ オーナー様の勧め通り 天井は開けっ放しで帰る、 情けない私の後ろ姿なんて想像しないで下さいね。
T^T
では また!
長屋町家改修 ディテール③
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
ありがた忙しで、飛び飛びになってしまいますー!
さて、上の間ですね。
天井を落として、屋根裏構造を露わにしました。屋根の垂木に断熱材を打ち上げ、その下から黒く塗った合板を化粧貼りに。色的には暗いのですが、雰囲気は抜群です。ライトアップもしたかったのですが...
こんな照明器具(他所の処分品)をいただいたので、こちらに目立っていただく事に。広い天井なので、これくらい大きくても 鬱陶しさは全くありません。
隅にあった吊り床は 織部床風に。
主照明を落として こんな雰囲気に。
傷んだ壁の凹凸も 印影の素材になってます。
階段壁には 手すりや壁ではなく、リメイク建具を。丸横桟の板戸は板を一度割って ランダムな格子戸に。真ん中の障子は 他所の現場の処分品ですね。写真ではわかりにくいですが、ホームセンターで売ってる 竹笹模様の障子紙張りました。
夜景は こんな感じ。
オーナー様 支給の オシャレな照明。
窓は一応ペアガラス仕様です。
上下の枠が広いのは、既存の敷居鴨居が ずいぶん傾いていましたので、わからないように正面から板を貼ってあるんです。
こうして振り返ってみると、自分の趣味 全開やなぁ、と改めて思いました。自分が住むなら!と思いながら造ったので そりゃそうなんですが。好き勝手仕事をさせて下さったオーナー様に感謝です!
総括〜
今 私達の暮らしは 何につけ便利で至れり尽くせり、不便な事には怒りすら覚える、いつの間にかそんな時代になったような気がします。ほんの少し昔なら、携帯電話も無かったのに。
少し不便な田舎暮らしに憧れたりするのは、便利が当たり前になってしまった都会暮らしから見える、物珍しさなのかな、なんて捻くれた考えも浮かぶのですが、不便さを求めるって ある意味贅沢な事で、それだけ幸せな環境にいるって事なんだなって思います。
でも 与えられた便利さを使うだけより、自分で工夫して使いやすくしたり、逆に手間がかかる事を楽しむような ゆとりのある生活って 良いですよね!
この町家に住んだら、そんな暮らしが出来そうやなぁ、って 自画自賛(なのか?)してます!
しかし 何よりも嬉しいのは、傷み果てた家が生まれ変わった事、もう一度 表舞台に送り出せたような気がして、今でもニヤケてしまいます!
スパンが長くて ダラダラなシリーズになってしまいましたが、お付き合い下さって ありがとうございました!これにて長屋町家改修工事、完了です!
ではまた!
長屋町屋改修 ディテール②
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
下京区の長屋町屋、ディテールの続きです。
施工前のキッチンはこんなんでした。
タイルは綺麗に磨いて、何が入っているのかわからない印象の、下の戸を外しオープンに。
洗い床はずいぶん傷んでいたので、モルタルを塗って ガラスタイルをチラチラッと。
正直、使いやすくはないですよね...でも この雰囲気、素敵です!
焼き板に穴開けてダウンライトを、隣の部屋にあった小棚は 色を塗り直して吊り棚に。
オーナー様のご提案で小さな吹抜けと上窓を設置。ほんのり明るい超シンプルなキッチンに仕上がりました。
トイレは新設です。
扉はリメイク。元 引き戸でしたがドアに。金物屋さんで古ーい表示錠を見つけてきました。
内側の把手代わりにすす竹を。
なかなか落ち着いた雰囲気です。
洗面はこんな感じです。
植木鉢です。雰囲気重視です。もうそれだけです。
あ、お風呂...普通の小さなユニットバスなんで、写真撮ってないです...
元は...
こんなんでしたね。
いやぁ、建築って楽しいです!
次回は、上の間です!
では また!
長屋町屋改修 ディテール①
こんにちは。笑顔のリフォームプランナー、京都市右京区の井尻工務店です!
下京区 長屋町屋の改修工事、竣工いたしました!
各所のディテール、見て下さいますでしょうか。①外観〜玄関廻りです。
施工前の外観です。
こんな風になりました。
手前の小さい四角窓は、ガラスブロックです。ランダム風に配置してみました。
玄関は、こんな感じ。
玄関の扉は新調、真鍮の握り玉と欄間のアジロ編みは 在庫品の古ーい物をリユース。右側の格子は、メータースペースで、部屋内の建具をリメイクして使ってます。
玄関の内観は、こんな雰囲気。
一階の床高が40㎝ほどあるので、踏み台を、置きスダレのある腰掛けは、実は中に新設の給排水配管が通っています。排水の接続高さの関係上、地上配管にせざるを得なかったので、玄関に作りたかった腰掛けの中にまとめました。オスモカラーふき取り仕上げで、針葉樹の木目が 綺麗に出てます。
ガラスブロック部分、内側はこうなっています。ダウンライトの灯りが、ガラスブロックから漏れるように。
電話のジャック、つけておきました。黒電話 置きたいなぁ、なんて思いながらこのスペース作ってみました。
次回は下の間の各所です。ブツ切りですいません...では!